※CCFLは30年以上の実績のある安心安全な照明
CCFL照明とは、冷陰極管を使った昔の液晶画面に使われていた技術です。
従来の蛍光灯は熱陰極管( HCFL ) と呼ばれ、電極を加熱することでエミッタから 電子を放出するのに対し、冷陰極管(CCFL: Cold Cathode Fluorescent Lamp )とは、電極を加熱せずに電子を放出して 点灯する事ができます。
またフィラメントを持たないため管単体として80000時間を 超える長寿命で、10万回以上のON / OFF を繰り返しても寿命の劣化がありません。
また演色性や輝度が高く、少ない消費電力で明るく照らすことが可能です。
30年以上前からモニターのバックライト光源等の産業機器光源として用いられてきましたが、10年ほど前から照明分野でも広く使われるようになりました。
直管タイプは世界中に150万本以上普及しており、 国内では累計で、6000千社に対して約80万本の販売実績があります。電球タイプは200万個を超える販売実績があります。(2020年現在)
※3波長の自然な光
CCFLは赤・青・緑の三波長に集中して分光している3波長型の自然な光で、人の色覚反応に合うことから物がはっきりくっきりと見えやすいのが特徴です。今までの照明、蛍光灯・白熱球の進化版です!
※高い演色性
CCFLは演色性が高く、自然な色合いを再現できる光の波長をしています。
図は演色性と照度の関係です。
横軸が平均演色評価数Raを、縦軸はRaが100である白熱電球を基準として、同じ明るさ感となる各光源の照度の比(これを明るさ感照度比という。明るさ感照度比=白熱電球の照度/各光源の照度)を表わしたものです。
光源の演色性の違いは、色の見え方に影響を及ぼすばかりでなく、その照明によって私たちが感じる心理的な明るさ(明るさ感)に変化を与えます。
一般に、演色性の良い光源は演色性の劣る光源にくらべ、明るさ感が高いといえます。
※赤の再現性が抜群です
CCFLは、赤・青・緑の3色の 再現性においてバランスが取れています。 特に、赤色 (R9)と 肌色 (R15)の再現性は、 CCFL が抜群です!
※線光源と点光源の配光の違い
LED照明は、指向性がありますが、CCFLは、360°全方位に照射可能な線光源なので均一な光を広い範囲に放射します。
※影が自然で視界良好
直線性の強い光は、照射物に影が強くできやすく、視認性がよくありません。
CCFLは配光が広く均一で回り込むので影が自然につき視界が良好なのです。
※長寿命&節電が実現可能
CCFL蛍光管は単体なら80000時間以上点灯することができ、従来の白色蛍光灯の7000時間に比べて何倍も長持ちします。
アイセーブCCFL照明は製品の設計寿命として電球で30000時間、蛍光灯タイプで50000時間の設計寿命(明るさ60%)としています。
※環境温度を選びません
CCFLは、周囲温度の制約がなく、暑さ・寒さに強い照明です。
従来の蛍光灯は、0℃以下の温度は暗いです。CCFLは蛍光灯に比べ廃熱量が少ないため、60℃ 以上の環境下でも適応可能です。
またアイセーブ抗菌CCFLライトはカビや臭いに困っている低温の食品冷蔵倉庫などに最適です。
※チラつき無し
従来の蛍光灯は、交流電源で電気を点灯すると、 1秒間で100回、120回(50Hz、60Hz)の頻度でONとOFFを繰り返している状態にあります。
これが眼の神経を疲労させて、近眼の原因の一つになっているとも言われています。
LED照明で多く採用されるダイナミック点灯方式の中でAC→DC変換回路が通常タイプだと、やはり1秒間で100~120回の点滅を繰り返しています。LEDは蛍光灯と異なり残光時間がないので点滅のON/OFFの明るさが瞬時に変わります。
結果、チラツキを強く感じます。グレードが低いLED照明は、スマホのカメラで見ると点滅が確認できます。
CCFL照明は、高周波のインバーター方式を採用しているため、ちらつき現象が発生しにくく、残光時間が長い(オフにしてもすぐに光が消えない)ため、明るさの時間的な変化が少なく、フリッカーがほとんどありません。
※目や人体に優しい光の波長
左の図のように一般の事務所や家庭や使われている安価な白色蛍光灯は黄色(570nm前後)の成分を多く持つ光の波長領域です。
この波長の蛍光灯は事務作業や読書などには良いですが、色の正確性を求める作業には不向きで、全体的にくすんだ色になってしまいます。
次にCCFLの波長の特長ですが、目の感度に合わせやすい青・緑・赤の3 波長の割合を際立たせることで、物がハッキリと見え、自然な色合いを再現できます。
同じ照度で点灯しても白色蛍光灯に比べて約1.4倍も明るさ感を得られると言われています(ルーメン瞳孔指数より)。